18きっぷ使い切る

今年の春の青春18きっぷ、使用期限は4月10日まで。
というわけで、最後に残っていた1日分を使ってちょっと旅に行ってました。


4時起床を目論んでアラームを散々かけるも、起きたのは5時。
慌てて準備をして、札幌駅に向かって、歩く。地下鉄の始発はまだ動いていないんですね。
無事に駅に着いて、18きっぷに最後の日付が入りました。
最初に乗るのは、旭川行き921D。キハ40の2両編成という、札幌近辺では滅多にないもの。
そんな短い編成でも、時間が時間なのか、座席が軽く埋まるくらいで発車。
各駅に停車し、まずは滝川で根室本線に乗り換えます。
こちらは富良野行き快速(キハ40の単行)。まあ、飛ばした駅はせいぜい3つくらいだけど。
赤平、芦別と、炭鉱で栄えた町を過ぎていきます。
寂れている印象はあまり受けなかったけど*1、実際歩くと違うんだろう、とも。


富良野に到着。
よりによって所持金が1000円あるかないかという状況なので、銀行を探すことに。
で、銀行を見つけたはいいものの、休日でATMまでも休み。
一応、上川南部の中心ではあると思うんだけど…そういう余裕もないのかな。
特段観光するつもりもなく、しようと思っていても時間が早すぎるのでどっちみち無理。
あっさりと富良野駅に戻り、待合室でボーっとしてました。



これから乗るのは富良野線富良野旭川を結んでいます。
最初のうちは両側とも開けていて、富良野のイメージ通りの風景。
ですが、上富良野を過ぎて美馬牛に向かうと峠越え。
美瑛からは下って、徐々に旭川の近郊らしい、住宅地の間を走ります。
旭川到着は11時10分頃。ここから留萌本線に乗るために深川に向かうのですが。


より効率よく動くために、あえてここで路線バスで深川に行きます。
普通列車が少なくて、特急では高い、となれば仕方ない選択ではあります。
旭川を出た時点で乗客は3人、途中増減が多少あって、終点でも10人には達さず。
路線は大丈夫なのか、ちょっと心配になりました。


深川駅でそばを食べて、留萌本線に乗ります。
キハ54の単行、転換クロスシートでちょっと気分もよくなったり。
恵比島*2のあとに山を越えるまでは水田地帯を走ります。北空知は米どころ。
峠を越えた後は留萌川に沿って下り、留萌駅を過ぎると海沿いをひた走ります。
ほぼ定刻、終点の増毛に到着。



増毛は、日本最北の造り酒屋という國稀酒造株式会社が有名ですが、ここ以外にも伝統的な建物が多く残っていて、北海道遺産に指定されています。


しばらく町をふらふら歩き、港でウミネコに逃げられたりしながら、再び駅へ。
もと来た線路を深川まで戻り、しばらく待って岩見沢→札幌に帰りました。

*1:市街地が続いていた。けど、実態は細く長いのかもしれない

*2:NHKの『すずらん』の舞台となった明日萌のロケ地。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%B5%E6%AF%94%E5%B3%B6%E9%A7%85/