道東ふらり鉄道旅・3日目

旅も最終日、石勝線経由で札幌まで戻ります。
帯広駅には9時半前に到着、待合室に行ってみるとなんだか混んでる。
電光掲示板を見ると、もう過ぎたはずの9時21分発、釧路行きスーパーおおぞら1号の案内。
嫌な予感がして駅員さんに事情を聞くと、何でも西新得の信号場で異常があったとか。
つまり自分がこれから向かおうとしているところで何かがあったということです。
焦ってもどうしようもなく、最悪の場合は高速バスも考えながら駅弁を購入。
昨日の夜に食べておけばよかった豚丼のリベンジと言ってはしょうもないですが。
待っていると「改札中」のランプがともり、ちょっと期待が戻る。
ついでに僕も18きっぷに判を押してもらい、ホームへ。

ホームに上がるとすでに列車は入線していました。新得行き2432Dなわけですが、後ろの車両には帯広のサボ。どうやら新得まで引っ張っていくようです。客扱いしてもいいような気もしましたが、節約とかのためでしょうか。まあ、実際単行でも足りる程度の乗客数で、最終的に新得ではわずか3人でしたが。十勝清水で結構降りたのが効いたか。
先述のスーパーおおぞらは30分くらいの遅れで、その後札幌行きが5分くらい遅れてやってきました。
案の定特急を先発させたので、こっちも5分程度の遅れで発車。
新得でも遅れの時間はさほど変わらず、このままいくと最悪の場合乗り継ぎの予定が狂いかねない、ということで駅事務室に聞いてみることに。

「接続とれますか?」「大丈夫じゃない?」
割とあっさり言われてしまいましたが、なんとかなると思って滝川行きには乗らず、スーパーとかちを待つことに。
新得の待合室で、ちょうどいい時間なので豚丼を食べることにしました。
ひもを引っ張ると生石灰と水が反応して熱を出す仕組みになっていて、数分待てばいい温かさになります。
さすがに有名店にはかなわないのかもしれませんが、それなりにおいしかったです。
食べていると近くに座っていたおっちゃんにいろいろ聞かれ、しばらく話してました。
相変わらず5分くらいの遅れでスーパーとかちがやってきて、自由席へ。
青春18きっぷなら、新得新夕張間では自由席なら乗れるわけです。
山の中をひた走り、楓信号場を確認したりしながら、やはり5分くらい遅れて新夕張に到着。
なんとか予定していた列車には間に合いました。2632Dに乗って新夕張を後にします。
乗客が数人の状態がしばらく続いていました。沿線も山だったり牧場だったりします。
ですが、追分で一気に席が埋まり、終点の千歳までは立ち客こそほとんどいませんでしたが、けっこう乗っていました。
千歳で快速エアポート141号に乗り換え札幌へ帰還。最後の最後に座れなかったけど。