道東ふらり鉄道旅・2日目

3月10日、帰ってきてから書いてますのであしからず。


2日目はいよいよメインのふるさと銀河線
朝5時半に起床、6時過ぎにはチェックアウト。予定通りにことが運べてちょっと満足。
さて北見駅に到着、きっぷを買うことに。途中下車ができるのを確認し購入、帯広まで3850円。通しで乗車券が発行できるのを知らなかったので驚く。
待合室でぼーっとNHKのニュースを見ていたが、腹痛に襲われ冷や汗。なんとか回復し、オホーツク2号の改札の列に混じってホームに入ります。
階段を渡るとすでに列車は入線していましたが、ほとんど人がいない。
その後は徐々に人が来ましたが、明らかに同業者と思われる人ばかりでびびる。
行動が明らか過ぎます。人のこと言えないけど。撮影は結局するからねぇ。
そんな状況で7時16分、池田行き712Dは定刻通り発車しました。
途中の広郷駅*1で、昨日のきたみに白滝から乗ってきた人が乗車。どういうルートをとったんだか気になったり。
一面の田園風景を経て、列車は訓子府へ入りました。

朝の8時前ということもあり、まだ人通りは少なく、小中学生がのんびりと通学していました。
そんな中を僕は一人であてもなく歩いていました。途中で農業倉庫を眺めたり、踏切を見ては「あと数週間でこの踏切も意味がなくなるのか」なんて感傷に浸ったりしながら。
時間はあっという間に過ぎ、再び駅へ。しばらく待って、置戸行き742Dに乗り込みます。
乗客はわずか2人*2。途中の境野駅(だったかな?)で1人地元の方が乗ってきましたが、それだけ。3人で終点置戸に到着しました。

置戸では中心市街地を一旦抜け、線路の反対側へ。
常呂川を渡ると鳥居がありました。雪が残る階段を上り、お賽銭を入れて今後の無事を願います。
誰もいない神社で一人、ぼんやりといろいろなことを考えていました。
慌てて駅へ戻ると、自分が乗ってきた列車は相変わらず同じホームにいます。
おかしいな、と思っていると帯広行き快速銀河702Dが入線、まさかの右側通行で。

停車時間を利用しようとするのはみんな同じ。ちょっとした撮影会みたい。
乗り込むとなんと満席。僕のような人もけっこういましたが、スーツ姿の人もいて、峠を越える長距離需要はあるようでした。
列車は常呂川をさかのぼり、山へ分け入っていきます。ひたすら林の中。
車両後部に立っていると、オバちゃんに話しかけられました。訓子府からやってきた方で、なんと今日の銀河に今乗っている車両があてられることを分かっていて乗ったとか。話によると銀河にこの車両があてられることはそう多くはなく、不思議な気分になります。
オバちゃんに別れを告げ、陸別で下車。

陸別では3時間も待ちます。その間はやっぱり町歩き。しかし陸別の市街地は小さく、ふらりと駅に戻ってきても1時間程度しか過ぎていません。
しばらく駅舎の中でみやげ物を眺めていたりしたら、昼食にいい時間。
正直、地雷でさえなければいいかな、と思いながら町内で食事ができるところを探します。
結局、近くの店へ。入ったはいいけど、店内は空っぽでびっくり。すぐに店の方が気付いてくれたからよかったけど。
カツカレーを頼んだけれどなぜかフォークだけがついてくる。何も言わず食べたけど、やっぱり言うべきだったのだろうか…途中に何人かお客さんが入ってきて気分的には救われました。
列車が来る1時間前くらいに駅へ舞い戻り、待合室で座っていると眠くなってきて、車両の中で寝るわけにはいかない、とここで多少うとうと。
しばし待っていると足寄方面から列車がやってきて、折り返しで726Dとなるためそのまま乗車。
さて、下の写真でそれなりに知られる薫別駅を通過。ここで1人が乗車、まあ同業者でしょう。

もっと秘境駅へ行こう! (小学館文庫)

もっと秘境駅へ行こう! (小学館文庫)

足寄に到着、でもまだ降りません。仙美里でも同業者が乗車、そして今回の旅では大きな町の本別に到着。それでも降りるのは僕だけ。

ここではそんなに時間はないので足早に町内をめぐります。
利別川を渡る本別大橋も気にはなったけどどうしようもない。
本当にあっさりと戻ってきてしまったので文章はあまりに少ないけど、本別駅へ。
切符を買って、快速銀河701Dで再び足寄へ向かいます。
またもやさっきと同じ、銀河鉄道999のキャラが描かれた車両。番号も同じだったので、帯広から折り返してきたようです。
10数分で足寄駅に到着。

足寄では中心商店街にいろんな人の足型があります。松山千春氏、西武ライオンズ三井浩二投手のものもあるとか。
歩いていると、「千春の家」という看板を発見、なんとなく行ってみることに。
つーか、普通の家です。資料館とかではなく。表札もしっかりあったし。
駅に戻って、展望タワーに上ってみました。ただ、その名前が「千春 ありが塔」というのはどうかと思いますが。
階段のみで6階分くらい上がるので疲れましたが、やはり眺めはよかったわけで。
時間がきたのでホームに出て、ふるさと銀河線では最後の714Dを待ちます。
本別を過ぎると両側に畑が広がり、十勝地方であることを実感。夕焼けを見ると、いろいろなことが重なって涙が出そうになりました。最後の様舞を過ぎると池田へ。
池田で乗り換えて、宿のある帯広へ向かいます。十勝川札内川を渡ると高架になって帯広に到着。ホテルに入って、行動は終わり。
翌日は余裕があるけど、日付が変わったくらいに就寝。

*1:交換不能駅で、快速は当然通過する

*2:もう1人も同業者