ようやく振り返る

3連戦。例によって長いです。書きたいことが多すぎて…。
試験を終えどういうわけか先生にジュースをおごってもらい、帰宅したら3時。準備しておいた荷物を抱え、慌しく家を出ました。地下鉄に乗り、札幌駅で発車間際のエアポートに飛び乗るとまさかの彼が。新千歳空港で一旦別れたのですが、当日に再会するのはまた後の話。
相方になってくださる先輩とも無事に落ち合い、おそらくは大学受験以来の飛行機。離着陸時の感覚はいつまで経っても好きにはなれません。空港では目の前でバスを逃し、20分待ち。ずっと先輩と話してましたが、どうしても視線は外に向かってしまいました。バスの中で夕食の話になり、合流して3人で小雨の京都駅周辺を巡るもなかなかいい店は見つからず、結局落ち着いたのは餃子の王将でした。
翌日。不安になりながら会場へ向かいます。知り合いの皆さんと話してなんとか気を紛らわせてはいましたが、それでも普段とは程遠い心理状態でした。開始前のひとときは壮絶なまでの会報売り。そして説明が始まり、司会の方からの開催コール。ペーパー、いきなり分からない。思うところがあっても、先輩の足を引っ張っていけないという猛烈なプレッシャーから埋められない。そりゃ驚いたことでしょう、最初の1行で1つしか埋まっていなければ。とりあえず書くべきとは分かっていても、間違っていたときの怖さがそれを踏みとどまらせてしまいました。完全に先輩のおかげでペーパーを通過し、先輩のおかげで点数をもらい、肝心の自分は書けない、押し負ける。あまりのふがいなさに、本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。結局この日僕がマイクを通して発したのは「倉橋島?」の一言。負けた後は応援。あと一歩で、というには遠いかもしれないけど。
この日の飲み会はある意味ではハイライトでした。最初にお隣になったPEさんと盛り上がり、すーちゃんとの再会に衝撃を受け、気づいたときにはakazukinさんとキリリンくんはパパラッチされていて、dokuroさん相手に「投げますよ?」などと口走り、久しぶりに聞いた「ブックマークしてますよ」。その後は頭痛を引きずりながらなんとか大阪駅にたどり着き、迷いながらも漫画喫茶へ。さほど眠れなかったものの、それなりに休みました。
次の日は早く出て新大阪周辺で朝食、と考えていたのに店がない。仕方なくコンビニに入りましたが、やっぱり「おにぎり温めますか」とは聞かれませんでした。会場に入ろうとしたときに出て行く人がいて、いやな予感がしたものの、それについては書くことはありません。ペーパーは相変わらずしょっぱく、勝ち抜けても大した順位ではなさそうでした。実際そうなりました。呼び出されて、組み合わせが決まった瞬間に負けたと思いましたが、せめて1回は正解しようと思っていました。最初の正解は、押したはいいけど浮かんでくるのはフィギュアスケートの姉妹。なんとか記憶を引きずり出しましたが、どういうわけか最終日までこれでいじられ続けました。で、奇跡の勝利。まあその次には前日に優勝された方にトンコロ負けしたわけですが。北海道勢に希望をかけながら、最終的には「コルヴァトゥントゥリ」。久しぶりに泣くかと思いました。大阪に出てまた酒を飲み、結局また頭痛を引きずって同じ漫画喫茶。しかしこの日は何を思ったか『MIND ASSASSIN』、『アウターゾーン』を読破してしまい、気づいたら2時だか3時。なんとかちょっとは寝たものの、起きたときにはさっぱり気分が改善しませんでした。
大阪駅近くの店で朝食をとり、阪急で京都へ。途中に北陽高校がありました。西院で京福に乗り換え、帷子ノ辻等持院→徒歩。こんなルートであの日に会場入りした人間は僕たち以外にはいなさそうです。さてこの日はyoheiさん・YUUくんの近くに座ったためかどうかは分かりませんが割と近くに高校生の集団。結局去年の3月も含めて1回もペーパー勝ててないなぁ…。未来ある若者がいるのはいいことです。さてこの日は短文非ベタを謳う大会ということで「さんぺー、合うんじゃね?」なんて言われてましたが、結果を見る限り3連戦のうちでは最もそうでしょう。最初のペーパーを抜けて、早押しでリーチはかけたものの一歩届かず、回った先で北海道と名古屋の全面戦争。京都だってのに。よもやの「福島県二本松市…」で勝ち抜け、ボードは最後の最後で4択に勝ち、通過では「42」を押し負けてしょんぼりでした。京都駅の近くでまたまた酒を飲み、宿に入ったら「停電した」なんていうメール。
最終日には朝からバスに乗り昼には新千歳到着。その足で大学に行き、学科の卒論発表会に行くというなんとも大学生らしいラストとなりました。
3連戦のスタッフの皆さん、飲み会だとか大会中に盛り上がったり知り合えたりした皆さん、ありがとうございました。